古いlinux(fedora core、centos)をp2vする

mdadmを使っているためvmware converterが使えなくて、ssh+tarでp2vする場合の注意点。

参考: http://hogem.hatenablog.com/entry/2016/02/12/233000

inode size

移行先の仮想マシンで何も考えずにmkfsしてinode sizeが256になっていると、
移行元のgrubのバージョンが古いためgrubが入らない。
mke2fsでinode size 128でmkfsしておく。

http://kb.kristianreese.com/index.php?View=entry&EntryID=113

mke2fs -L / -I 128 -F -j -O dir_index /dev/sda1

modprobe

ドライバが古いから/dev/sdaを認識できない場合
http://www.vcdx.nl/2012/11/06/kernel-panic-not-syncing-attempted-to-kill-init/
/etc/modprobe.conf

alias scsi_hostadapter mptbase
alias scsi_hostadapter1 mptscsi
alias scsi_hostadapter2 mptscsih
alias scsi_hostadapter3 mptfc
alias scsi_hostadapter4 mptspi
alias scsi_hostadapter5 mptsas

からmkinitrdする。

ansibleで牛がしゃべるようになってた

久々に触ったら突然牛が出てきてうけた。
正確にいうとansibleは何も変わってなくて、サーバにcowsayがinstallされたからだった。

 _____________
< PLAY [hoge] >
 -------------
        \   ^__^
         \  (oo)\_______  
            (__)\       )\/\
                ||----w | 
                ||     || 

cowsayがinstallされていたらdefaultで牛がしゃべる。

さよなら牛さん

エラーのときにこの牛見るとイラっとするので無効にしておいた。

  • /etc/ansible/ansible.cfg
nocows = 1

syslogで受けとったメッセージをアプリケーションで直接読む

久々の更新。
man 5 rsyslog.conf

Named pipes
This version of rsyslogd(8) has support for logging output to named pipes
(fifos). A fifo or named pipe can be used as a destination for log messages
by prepending a pipe symbol (’|’) to the name of the file. This is handy for
debugging. Note that the fifo must be created with the mkfifo(1) command
before rsyslogd(8) is started.

rsylsog.confに直接コマンド書くのかなと思ったけど、そうではなくて名前付きパイプに出力するらしい。
(名前付きパイプはmkfifoで事前に作っておく)
あとはアプリケーションでその名前付きパイプを開けば良い。

BIG-IP IP Geolocationで地域判別

AFMやAPMで許可する場合にipではなく地域を使ってアクセス許可/拒否したいときにgeolocation使うけど、Databaseが古いと想定外の地域で判定されてしまう。

どやって判定してるねん?と調べて辿り着いたのがここ

# geoip_lookup 1.1.1.1

DBはこれぽい。

# ls -1 /usr/share/GeoIP/F5GeoIP*
/usr/share/GeoIP/F5GeoIP.dat
/usr/share/GeoIP/F5GeoIPISP.dat
/usr/share/GeoIP/F5GeoIPv6.dat

GeoIP の更新

f5 downloadsからしたらいいらしい。

  • versionにあったip-geolocationをdownload、md5確認
  • zipを展開
  • 出てきたrpm全てをgeoip_update_data -f で指定してinstall
# geoip_update_data -f </path to RPM file and file name>

VMware vCenter Converter Standalone でconvert出来ないsoftware raid(mdadm)のlinuxをddかssh+tarでP2Vする

タイトルの通りvcenter converterではmdadmをsupportしてないのでdeviceを見つけられず、p2v出来ない。

例えば/bootが見つけられなくてエラーが出るなどで。

There is no '/boot' directory mounted on the source machine. 
It is required to create a bootable virtual machine. 
Mount the '/boot' directory on the source machine.

/bootだけ/dev/sda1で他がmdadmだっだとしても、/bootしか見えずにrootが持ってこれないとか。


対処方法はざっくり3つ?
1. cdからresuce bootしてmdadmを削除して物理デバイスをmountするように修正してからconverterを使う
- メンテナンスで停止できるならこっちで良い
2. ddでhddのrawイメージを吸い出し&vmdkに変換して仮想マシンのディスクとして利用する
- ddで読み出すIO負荷、network転送をするので多少影響は出るけど無停止でいける。
- ただし、静止点のようなものは考慮されないので、disk書き込みが続いて、ファイルに差分が出るような場合は
p2v後に別途rsyncや、DBをdump/restoreなどをする必要はある。
3. #パーティション構成が変更になっても良い場合
移行先の仮想マシンをcdブートで起動してdiskを/mnt/sysimageなどでmountしておく
移行元のサーバからssh+tarで移行先のdiskに書き込む

ddでp2v テスト

コピーするのは/dev/sda とする。

hogem.hatenablog.com

基本的には前にkvmで試したこのエントリと同じことをする。

ddでrawイメージで吸い出す

ddを使うので出来上がるファイルサイズ使用量ではなくHDDのサイズと同じになる。

1 network越しに直接remote hostに送る
2. /dev/sda以外でraidにも使用してない別diskをmountしてそこに書き込む
3. nfs mountした場所に書き込む

など。今回は1を使う。
吸い出すHDDの容量+vmdkに変換などを行うので容量に余裕のあるサーバで。

ファイル拾い上げるサーバでnetcatで適当なportでlisten

$ nc -l 10000 > sda.img


吸い出すサーバ
ddをパイプで繋いでnetcatで送信する。

$ dd if=/dev/sda bs=100M | nc remote.server.addr 10000

qemu-img でvmdkに変換

rawイメージのままだとvmwareで使用できないので
適当なlinuxサーバで変換。qemu-imgなかったらyumで入れる。

# yum install qemu-img


qemu-imgに-pつけると進捗が表示される。

$ qemu-img convert -p -f raw sda.img -O vmdk sda.vmdk

あとは出来上がったvmdkを使ってデプロイ。

ssh+tar

p2v先のサーバはcd/isoイメージからlinux rescue sshd でbootする。
(linux rescueだとsshd用の鍵がないので手動で作らないといけない)

diskをmountしておく。(ここでは/mnt/sysimage)
あと、proc, sysなどは実データはなくてsshで送らないのでディレクトリだけ作っておく。

# mkdir /mnt/sysimage
# mount /dev/sda1 /mnt/sysimage
# cd /mnt/sysimage
# mkdir sys dev cgroup srv selinux net proc boot

あとはproc、sysなどの一部パーティションを除外してtarで固めたものをsshで送る



あとはproc、sysなどの一部パーティションを除外してtarで固めたものをsshで送る

ルートパーティションのコピー
(/boot、/home などを別パーティションでわけている場合は、それも除外して個別でコピーする)

# cd /
# tar zcf - \
--exclude /sys \
--exclude /dev \
--exclude /cgroup \
--exclude /srv \
--exclude /selinux \
--exclude /lost+found \
--exclude /net \
--exclude /proc \  | ssh root@192.168.0.1 "(cd /mnt/sysimage && tar zxf -)"